清明祭の季節
岩波書店新刊情報のツィートで見て、読んでみたいなと思う本があります。
身近な日常について書かれた本は、興味はあるけれど何かと後回しになりがちです。
沖縄生活誌 高良 勉著
岩波書店(新赤版966)
『岩波書店のツィートより』
@lwanamishoten
祖先供養をする「清明祭」の伝
統が強く残る沖縄では.入学式
や職場の歓送迎会が終わった第
一日曜日からそのシーズンが始
まるのだとか.沖縄の今を問い
続ける詩人が日々の暮らしのな
かの森羅万象を歳時記風に紹介
する,一味深い沖縄案内がこち
らです
☆リンク
「清明祭」(シーミー)とは
沖縄では年に一度この時期に、ご先祖様のお墓お参りする行事。
親族一同集まり、家族の健康や子孫繁栄を願い、改めてご先祖様に感謝の祈りを届ける日。
手を合わせてお祈り(方言では「ウートートーする」という)した後は、
お墓の前にシートを広げて、お供え物のご馳走を囲んで賑やかに過ごします。さながらまるでピクニックのよう。
お墓の前で!?と思われるかも知れませんが、
親族一同そこで賑やかに過ごすことは、「子孫達は元気にやってます・安心して下さい」というご先祖様へのメッセージでもあり、その姿を見たご先祖様はお喜びになり、安心して今後も見守って下さる。
それが先祖供養になっている。(確かそう聞いたような…私の解釈も入ってるかもですが)
んで、そう言えば、もうそんな季節が来たかと。
毎年、晴れた日にシーミーをすると、日差しの暑さに、ひぇ~暑い夏がまた来ちゃったーと、嬉しいようなウンザリするような気分を味わいます…笑
今年も家族総出で、お墓のお掃除やお供え物のご馳走の準備やらで忙しくなりそうですよ。
この本の解説文で、なるほど確かに!と思ったこと。
「沖縄の人は、芸ムッチャー(芸を持っている人)が多い」ということ。
確かに身近に本来の仕事とは別に、いろいろ出来る人達がいっぱいいます(笑)。
以下は引用はリンクページのmore infoから→
リンク☆
沖縄の人に、「ただのサラリーマン」とか「ただの公務員」はいないのではないか。これは自分の狭い体験からくる偏見に違いないと思うのだが、禄を食む職業とは別に、「小説家」だったり「詩人」だったり、あるいは「唄者(ウタシャ)」だったり「舞踊家」だったり、もしくは基地反対運動の活動家だったり……実に多様な面をもつ人が多く驚いてしまう。そしてごく普通に「おじい」とか「おばあ」とか呼ばれている人にも、ただならぬ経験と知恵が感じられる。生活の厚みがあるというのか、何というか……。
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