同じ本を読み返す
お休みの今日は、用など入れずにゆっくり過ごしました。
久々に本を読みました。
私には、十数年来愛読している作家がいます。
当時仲良くなった友達に影響を受けてこの作家の作品に出会いました。最初にすすめられた一冊は初期の作品で、とにかく衝撃を受けたというのを覚えています。それから最初の数年は、貪るようにその作家の作品を読んでいました。徐々にゆっくりペースにはなりましたが、やはり好きなんですね、その感覚が。
何度も同じ作品を読み返したり、読んでない作品もまだあったり、たぶんだからこれから先もずっと読み続けていくのだろうと思います。
では何と言う作家?と思われるかもしれませんが…
これまで、どんな本読んでるの?と聞かれて、この方です!と話すと、へぇ…とか、ふぅ~ん…とか、何だか難しそうね…と、99%スルーされて来た何とも切ないトラウマがありますので(笑)、もう敢えて誰にも言うまいとしているところです、すいません。でもそんなにマニアックかなぁ、私のこれまでの人生で滅多に共感出来る人はいなくて、なのでそういう人は私にとって本当に貴重な存在になるに違いありません。
同じ作品を数年越しに読み返すというのは、過去のその時の自分に会うような感覚があって面白いです。
ふとしたあるきっかけで去年あたりから、久しぶりに以前読んだ作品を読み返すということをまたし始めました。
普段本には、折り目をつけたり印しをつけたりはしないのだけど、その作家の本はまず誰も貸してって言ってこないので(笑)、安心して教科書みたいに線を引いたりしていて、後で読み返した時に、過去の自分がその時何に心を動かされていたのかというのが分かります。
今の私もやっぱり同じ所に印したいなぁ変わんないなぁとか、あるいは、何でこんな所に印ししてるんだろう?全く身に覚えがないしさっぱり意味分かんない私!ってなったり、笑えてきます。あるいは、その頃には印さなかった新たな箇所に強く惹かれたり、いろいろ経験してきて私も成長してるのかもしれないと思えたりします。
今読み返している本も、すっかり内容は忘れていたのですが、読み進めていくうちに、初めて読むような感覚と思い出しては懐かしいという感覚の両方を味わえて興味深いです。
まぁ長々と語りましたが…そんな本の読み方も面白いのではないでしょうか、と思った次第であります。
写真は、4月に撮った庭のブーゲンビリア。
今読んでる本に出てきたというだけの理由で載せました♪
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